脳脊髄液とは

クラニオセイクラル・セラピーでは、頭蓋骨及び骨盤を調整することにより脳脊髄液の循環を調整する効果があります。では、脳脊髄液とは何でしょうか?

脳脊髄液は髄液ともよばれる脳や脊髄の表面をおおい,脳室や脊髄中心管内にもたまっている細胞外液のことをいいます。その働きとして、

・脳および脊髄の保護(クッションとなる)

・代謝産物の排出

・脳・脊髄の栄養 等を担っている、といわれています。

脳脊髄液は、脳室内の脈絡叢(側脳室、第三脳室、第四脳室)で産生され、脳内では上矢状静脈洞内に突出するクモ膜顆粒で吸収され、脊髄では脊髄神経内へ流入し、神経周囲腔を通り神経末端まで流れ、末端の組織で吸収されるといわれています。

この流れを、頭蓋骨及び骨盤の動きが促していると考えられています。 すなわち、頭蓋骨及び骨盤の調整をすることにより脳脊髄液の流れをよくし、その働きを促進することにより脳や脊髄神経を活性化させ自律神経を整える事が出来ると考えられています。